眼精疲労に潜む病気
白内障・緑内障
白内障と緑内障はどちらも目の病気で、名称が似ていますが、全く違う病気です。その違いについて説明します。
白内障は、眼球の中にある水晶体が徐々に(白く)濁ってくる病気です。水晶体はカメラのレンズのような働きをし、像を見るためのピント合わせを行う大切な箇所です。ところが、何らかの原因で透明な水晶体が濁ってくると、光がしっかり通過できなくなるため、鮮明な像が結べなくなり、目がかすむ・ぼやけるなどの症状が起こります。
加齢とともに多くの人がかかりますが、手術で視力回復できることがほとんどです。白内障にかかる要因としては、加齢の他に、紫外線による影響もあります。加齢は防げなくても紫外線はサングラスをすることで予防できます。
一方、緑内障は、視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなったり(視野狭窄)、部分的に見えない箇所ができたりする(視野欠損)病気です。視神経は網膜に写った映像を電気信号によって脳に伝える役割を果たしており、ここが障害となることで視野に影響がでます。それでは、障害発生時に目が緑色になるわけではないのに、「緑内障」というのは何故でしょうか?
一説には、古代ギリシャのヒポクラテスが「目が地中海の海の色のように青くなり、やがて失明状態になる」と記述していることにより、「緑」の字が割り当てられた説がありますが、定かではありません。緑内障は、病気が進行すると元の状態には回復できない病気です。但し、早期に発見すれば進行を食い止めることができ、日常生活に支障なく過ごすこともできます。そのためにも、40歳を過ぎたら少なくとも、年に1回の検診が必要です。