眼瞼下垂症

眼精疲労に潜む病気

眼瞼下垂症

眼瞼下垂(がんけんかすい)症とは、その名前の通り、眼瞼(即ち、「まぶた」)が垂れ下がる病気です。まぶたがたるんで目が開けづらくなった、上方の視界が見づらいなどの症状がある人は要注意です。眼瞼下垂症の疑いがあります。この病気は、まぶたがたるむばかりでなく、気づかないうちに首や肩こり・頭痛・不眠などの症状を引き起こしている場合もあります。


まぶたは腱膜(けんまく)という組織を筋肉で引っ張って持ち上げる仕組みになっていますが、加齢などによって筋肉と骨をつないでいる腱が切れることがあります。これにより、まぶたが垂れ下がり、自分で開けづらくなるのです。


まぶたを持ち上げる筋肉を「ミュラー筋」と言いますが、このミュラー筋には重要な働きがあります。自律神経のON/OFF切り換えです。即ち、目を開いている時はON、閉じている時はOFFするのです。まぶたがたるんでくると、ミュラー筋が緊張しっぱなしとなり、自律神経のON/OFFの切り換えがスムーズにできなくなります。その結果、目を閉じているのに自律神経がOFFにならなく、寝付けなくなり不眠などの症状が起こります。


緊張したミュラー筋を休ませるには、自然に視線が下がる読書・料理・編み物などが有効です。パソコンを使う人はパソコン画面を正面より下にする工夫をしてください。まぶたをこするのは禁物です。


ミュラー筋が伸び、症状を促進することにもなりますので、目がかゆい時はタオルなどで冷やすのがよいでしょう。まぶたのたるみは眼瞼下垂症という病気なので、気になる人は一度眼科医に診てもらうとよいでしょう。